Targetとは?|暗号資産(仮想通貨)用語集
ターゲットが低いほど採掘が難しくなる
ビットコインは世界のどこでも瞬時に送金や決済による支払いができるスピーディーで便利な暗号資産(仮想通貨)ですが、実際に取引相手へと送金が行われるには、送金先のアドレスを指定して金額を送信するだけでは足りず、ブロックチェーンに新たに追加されるブロックに含む承認をしてもらう必要がある。
一方で、承認作業を行っているマイナーはブロック生成を一番乗りしようと世界中で競争を繰り広げている。
なぜなら、一番乗りでブロック生成のために必要な計算の回答を出した者だけに、報酬としてのビットコインが付与される為である。
1ブロックの生成はdifficulty(採掘難易度)が変化して、約10分に1回行われるように調整がされている。difficulty(採掘難易度)を算出するための元となる256ビットからなるデータをターゲットと呼び、採掘時に探索することになるハッシュ値の上限値となる。
マイナーはターゲットに定められた値より小さなハッシュ値を見つける競争を、高速コンピューターのCPUを駆使して行っており、ターゲットが低く設定されるほどdifficulty(採掘難易度)が高く、マイニングが難しくなる。
なお、ビットコインでは2016ブロックごと、およそ2週間ごとにターゲットを調整している。