KYCとは?|暗号資産(仮想通貨)用語集

KYCとは?|暗号資産(仮想通貨)用語集

KYCによって取引の安全性を図る

KYCとは「Know Your Customer」の略語で本人確認や身元確認を意味する。

日本では銀行口座や証券口座など金融機関での取引を行う際や、携帯電話などを契約する際などに求められ、世界各国でもマネーロンダリングの防止や不正な資金移動を防止するために行われているのが一般的である。

架空の人物や実際にはない法人の口座が作られてしまった場合、窃盗や横領で得たお金や麻薬の売買など不正な取引を通じて得たお金を実在しない人物や法人の口座に入金し、それを引き出すことで犯罪とは関係ないお金に洗浄するというマネーロンダリングが行われるリスクがある。そのため、金融機関においては特に厳重にKYCを行っており、身元を証明できる個人情報や法人情報が記載された書類の提出や提示が求められる。

暗号資産(仮想通貨)においては取引所において口座を開設する際にKYCを行っているところも多く、日本国内であれば運転免許証などの本人確認書類の提出や証明写真の提出をはじめ、登録した住所にハガキを発送して届くかを確認することでKYCを行っているケースもある。

日本では氏名、生年月日、住所の一致を運転免許証やパスポートなどの公的書類と一致するかを確認する方式が一般的である。