ハッシュとは?|暗号資産(仮想通貨)用語集
ハッシュを競い合っているビッドコインの採掘競争
ハッシュとは、とあるデータを変換した結果得られる一定長のデータのことである。
ハッシュはデータを一方向にしか演算できない仕組みとなっているため、一度ハッシュ化されたデータは、元のデータに戻すことは通常不可能といえる。
一方で、元のデータをわずか1文字でも変更を加えた場合、ハッシュ化されたデータと全く違う結果になってしまうため、元のデータの推測ができなくなる。
暗号の場合は、暗号化したデータの復元が可能ですが、ハッシュは復元ができない。
そのため、様々なサイトで利用されるパスワードはハッシュ化されて保存される仕組みがとられており、運営する事業者がユーザーのパスワードを知ることや、パスワードの漏洩が起こらないようセキュリティ対策としてハッシュ化が利用される。
ハッシュ値を得るために用いられている関数をハッシュ関数と呼び、パスワードを照合する場合やデータ検索の高速化をする際、データの改ざんを調べる際に用いられる。
ビットコインにおいては採掘においてハッシュを計算する競争が繰り広げられ、効率よく最速でハッシュ計算をしてブロックを見つけるとビットコインの獲得が期待できる。
そのため、より効率よくハイスピードでハッシュ計算ができるマシンの開発などが、マイナーの間で行われている。