Gasとは？｜暗号資産(仮想通貨)用語集

イーサリアム取引の燃料となるGas

ビットコインの仕組みを真似て登場したアルトコインの中でも、ビットコインの仕組みのデメリットや使いにくさを改善し、より使いやすくスムーズな仕組みを目指しているのがイーサリアムである。

ビットコインに迫る勢いで取引量が伸びている人気のアルトコインであるが、その取引の流れを支える原動力となっているのがGasである。
イーサリアムでは契約の自動執行や自動検証ができるスマートコントラクトという最新の技術を用いているが、その送金やコントラクト実行の際に使われる燃料を意味している。

燃料の供給にあたっては、送金を行いたい人がGasの燃料代を支払うことになっており、必要なGasの量はGas Limit (ガスリミット)とGas Price (ガスプライス)の値を掛けて計算される。

Gas Limitは送金をしたい人がウォレットから出せるガスの最大値を示しており、送金者自身で自由に設定ができる。Gas Priceは1Gas当たりの価格で、いくらになるかはその時々の相場や取引される送信内容によって変動する。

イーサリアムの送金の検証を担当しているマイナーはマイニングによる報酬をできるだけ多く獲得したいという気持ちが働くため、Gasの量が多く設定されたトランザクションを優先的に処理するので、速く送金を行いたい場合にはGas Limitを高く設定する必要が生じる。