DEXとは？｜暗号資産(仮想通貨)用語集

柔軟性の高い分散型のDEX(分散型取引所)

ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を売買する取引所には中央集権型の取引所と、分散型の取引所があり、後者をDEX（Decentralized Exchangeの略称）と呼んでいる。

中央集権型の取引所は暗号資産(仮想通貨)取引における代表的なもので、株式取引における証券会社のようなイメージである。

中央集権型の取引所のウォレットに暗号資産(仮想通貨)を預ける形をとるため、セキュリティが整っていないとハッキングされて、自分の暗号資産(仮想通貨)を失うリスクがある。

一方でDEXはブロックチェーン上に取引所が存在する形となり、自分が用意したウォレットで暗号資産(仮想通貨)を管理し、売買を行いたい時だけ利用するスタイルとなる。

秘密鍵を自ら管理し、取引所に管理を一任することがないので、自らの責任のもとでハッキングリスクを小さくでき、中央集権型の取引所がハッカーに狙われやすいリスクを回避できる。
もっとも、DEXの場合は取引を行う都度、手数料がかかるのでコストが割高になりやすい側面がある。

また、現在のところ中央集権型の取引所利用者が多いため、売買をしたくても取引量が少なく、思うような価格で売れない、売買したくても直ぐに取引が成立しないなどのデメリットもある。