Checkpointとは?|暗号資産(仮想通貨)用語集
不正な取引からビットコインを守るチェックポイント
チェックポイントとは、ビットコインの仕組みを作り出した公式クライアントに基準として登録される、ある時点のブロックのハッシュ値を指す。
公式クライアントの側では、チェックポイントまでの全てのトランザクションを有効かつ元に戻すことができない取引として受け入れる。
つまり、公式クライアントとしては設定したチェックポイントより前に行われた取引の記録であるブロックチェーンについて、無条件に正しいものと認識することになる。
一方で、このことはチェックポイント以前に記録されたブロックチェーンを分岐させることも不可能であることを示している。
たとえば、悪意のあるハッカーがチェックポイント以前の過去のブロックチェーンを書き換えようとしても拒否され、勝手に書き換えることができない。
中央組織や管理者が存在せず、不正の取り締まりや監視を行う機関がないビットコインの世界において、不正な取引を入り込ませず、正当な取引を継続させていくための1つのツールとなる。
ビットコインの採掘速度についてネットワーク上の過半数を占有すると、不正取引ができてしまうことが問題となっていますが、この51%攻撃対策としてチェックポイントが使われることもある。